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Posted by みやchan運営事務局 at

2013年01月12日

県道28号線・日南高岡線の謎。

※ご注意:この記事は、2013年1月12日現在の内容です。同年1月27日以降は異なっておりますので、ご了承願います。

今回は、県道28号線「日南高岡線」で発見した、ある不思議なポイントについて紹介したい。
この県道は、「日南高岡線」という名前がついているが、実質的には宮崎から日南を結ぶ道として認識されている。そのため県道ではあるが交通量が多く、また、国道220号線が通行止になった際には代替道路として機能するなど、県民の生活に密着している道路である。

県南の日南・飫肥地区と宮崎を結ぶ道路としては、「飫肥街道」というのが歴史上に残っており、実際、県道27号線がこの「飫肥街道」をほぼ同じルートをトレースしている。こちらは山間の狭隘区間が多く、かつ宮崎県初の隧道である山仮屋隧道を擁するなどの歴史を誇るが、「徒歩時代の古き佳き時代の交通」という、その使いづらさ故にクルマ社会全盛の現代では敬遠されており、閑散としている。対して県道28号線は、国道220号線の災害代替にも耐えうるように全線が改良され、非常に走りやすい道路となっている。

さて、そんな前置きはよしとして、その「不思議なポイント」を紹介しよう。
場所は田野から南下し、峠を越え旧北郷町に入り、黒荷田という小さな集落を通過した直後にある。

速度標識が見えると思うが、ここで一旦、50km/hの速度規制が解除される。汚れ具合から見て、設置されて久しい標識ではあるが、標示は明瞭に読み取れる。「終わり」の標識の小振りなサイズが微笑ましい。
ここからは法定速度、つまり60km/hでの走行が許されるわけだ。その区間は、おおむね2kmくらい走った先の「曽和田入口」というバス停付近までである。そこに、

「終わり」ほど目立つわけではないが、「ここから」という意味合いの、右向き矢印の補助標識が見える。


だから何? と思うかもしれないが、実はこの間に、

この「50」という路面標示が唐突に現れるのである。

いったいどっちが本当なのだろうか?
いちおう、位置関係を表すと、

このような具合である。

この区間は、私の記憶が正しければ、2012年度中に舗装されなおしている。交通量の増加に伴い、この「曽和田入口」近辺は路面が荒れており、それを一度はがして、キレイに舗装しなおしたのだ。ただ、以前はこの「50」の標示はなかったように覚えている。

さて、いったいどっちが本当なんだろう?
単純なミスだと思うけど、果たしてここで速度オーバーしたときには、どちらを基準に減点されるのだろうか?  

Posted by かるみっこ at 23:47Comments(2)道路