2015年12月12日
食洗機(Panasonic NP-TR3)を修理してみた
食器洗い洗浄機(以降、食洗機)って、自動で食器洗いしてくれるのはいいんだけけれど、食器のセットが案外面倒臭く、しかも洗浄時間が長い(30分以上)ので、手洗いの方がいいんじゃないかと密かに思っておりました。
とはいえ、家事をするのはワタシよりもむしろ妻の方が多いため、我が家に導入したのが2010年の頃。
それ以降、ありがたいような、ありがたくないような日々を送っていたのですが、つい先日(2015.12.5)頃にダウンしてしまいました。
症状としては、
・すすぎ時にやたらと給排水を繰り返す
・そのまま停止してボタン類の操作を受け付けない
というもので、まぁ、ないならないでもいいかな、などと思っておりました。
しかし、いざ手洗いに戻ってみると、家族5人分を処理するとなるとかなりの作業となり。
やはり、必要な存在だったんだ、会いたくなった時に君はここにいない、などとサザンの歌のフレーズみたく感じ、修理をすることに。
ところが、この食洗機。購入したのが「2010.12.1」。
販売店の延長保証に入ってはいたのですが、その保証期限は購入から5年後の「2015.12.1」。
つまり、わずか数日で保証が切れているという、よくある「タイマー発動」状態。
参考までにパナソニックの修理目安価格を見てみると、「ああ、14,000円から27,000円っすね」らしいから、日々のLINEスタンプの売り上げがごっそり吹き飛ぶ状態でありました。
ただ、感覚的には、汚れ感知センサーとか、水量センサーのトラブルっぽいので、これじゃ自分で直せないかと思い、知り合いのサービスマンに聞いてみると
「たぶん水位センサーの汚れだから、それ取り除けば直るはず。基本的に部品は交換ナシ」
とのこと。
とりあえず展開図なども手に入れたので、やってみることにしました。
以下は、「パナソニック NP-TR3」での例です。が、たぶんTRシリーズ共通じゃないかなと思いますので、やってみようと思う方はお試しください。ただし失敗しても当方は責任取れませんので自己責任でお願いしますよ。
(注:今回の記事は、写真をクリックすると拡大します)
■準備
まずは据え付けている状態で排水します。給水ホースから水の供給を止め、電源をONにし、「スタート/一時停止」ボタンを押して排水し、すぐに電源をOFFにします。
これを何度か繰り返して排水させます。
本体から給水ホースや排水ホースを外し、電源とアースを抜いてひっくり返します。
このとき、背面の右側に黒いキャップをつけた「排水ドレン」がありますので、キャップを外して水抜きしましょう。

ひっくり返すと、見える部位としては底面に7か所、背面に3か所、そして操作パネル直下(前足脇のプラスチックカバーに)隠されて2か所にネジ止めがありますので、それを外します。
ネジの種類は3つですので、それぞれ部位を明記して保管します。
■場所確認
外した画像がこちら。

電化製品に慣れてないと、この時点で
「無理」
と諦めそうですが、今回のターゲットである「水位センサー」は、

こいつです。黒いホースが接続されている、巻貝のようなこのパーツが原因(だそう)です。
■取り外し
奥にネジ2本で止めているので、それを外します。ついでに黒いホースも外します。

上と横に電線が接続されていますが、2本の青い線はとりあえずそのままで、横につながっているアダプタ状の線は外します。

このタンクのようになっているものにもネジがついており、それを2本外します。
センサーのメインは、上の写真中央に見える、「腕」のようなものなので、このタンクと「腕」(と、その中についている部品)を慎重に外していきましょう。
分解するとこんな感じです。

(ちなみに写真は洗浄後です。洗浄前は汚くて見せられません笑)
■洗浄
さて、この3つのパーツのうち、フロートのようなものとタンクのようなものに、びっしりと油汚れのようなものがついていると思いますので、それを丁寧に洗浄します。
ついでに、これに接続されていた黒いパイプも洗浄します。

これですね。これは締め付けているだけですので、緩めると簡単に外せます。
たぶんパイプの中は、すごく汚れがたまっていますので、歯ブラシか何かで洗うといいようです。
■復旧
これらの作業が終われば、あとは元どおりに戻すだけです。
試運転してみて、動作に問題がなければ、修理完了!
ワタシの場合、約1時間で終わりました。
「修理依頼すると高いし、場合によっては買い替えしようかなぁ」と考えている方、ぜひお試しください。
とはいえ、家事をするのはワタシよりもむしろ妻の方が多いため、我が家に導入したのが2010年の頃。
それ以降、ありがたいような、ありがたくないような日々を送っていたのですが、つい先日(2015.12.5)頃にダウンしてしまいました。
症状としては、
・すすぎ時にやたらと給排水を繰り返す
・そのまま停止してボタン類の操作を受け付けない
というもので、まぁ、ないならないでもいいかな、などと思っておりました。
しかし、いざ手洗いに戻ってみると、家族5人分を処理するとなるとかなりの作業となり。
やはり、必要な存在だったんだ、会いたくなった時に君はここにいない、などとサザンの歌のフレーズみたく感じ、修理をすることに。
ところが、この食洗機。購入したのが「2010.12.1」。
販売店の延長保証に入ってはいたのですが、その保証期限は購入から5年後の「2015.12.1」。
つまり、わずか数日で保証が切れているという、よくある「タイマー発動」状態。
参考までにパナソニックの修理目安価格を見てみると、「ああ、14,000円から27,000円っすね」らしいから、日々のLINEスタンプの売り上げがごっそり吹き飛ぶ状態でありました。
ただ、感覚的には、汚れ感知センサーとか、水量センサーのトラブルっぽいので、これじゃ自分で直せないかと思い、知り合いのサービスマンに聞いてみると
「たぶん水位センサーの汚れだから、それ取り除けば直るはず。基本的に部品は交換ナシ」
とのこと。
とりあえず展開図なども手に入れたので、やってみることにしました。
以下は、「パナソニック NP-TR3」での例です。が、たぶんTRシリーズ共通じゃないかなと思いますので、やってみようと思う方はお試しください。ただし失敗しても当方は責任取れませんので自己責任でお願いしますよ。
(注:今回の記事は、写真をクリックすると拡大します)
■準備
まずは据え付けている状態で排水します。給水ホースから水の供給を止め、電源をONにし、「スタート/一時停止」ボタンを押して排水し、すぐに電源をOFFにします。
これを何度か繰り返して排水させます。
本体から給水ホースや排水ホースを外し、電源とアースを抜いてひっくり返します。
このとき、背面の右側に黒いキャップをつけた「排水ドレン」がありますので、キャップを外して水抜きしましょう。
ネジの種類は3つですので、それぞれ部位を明記して保管します。
■場所確認
外した画像がこちら。
「無理」
と諦めそうですが、今回のターゲットである「水位センサー」は、
■取り外し
奥にネジ2本で止めているので、それを外します。ついでに黒いホースも外します。
センサーのメインは、上の写真中央に見える、「腕」のようなものなので、このタンクと「腕」(と、その中についている部品)を慎重に外していきましょう。
分解するとこんな感じです。
■洗浄
さて、この3つのパーツのうち、フロートのようなものとタンクのようなものに、びっしりと油汚れのようなものがついていると思いますので、それを丁寧に洗浄します。
ついでに、これに接続されていた黒いパイプも洗浄します。
たぶんパイプの中は、すごく汚れがたまっていますので、歯ブラシか何かで洗うといいようです。
■復旧
これらの作業が終われば、あとは元どおりに戻すだけです。
試運転してみて、動作に問題がなければ、修理完了!
ワタシの場合、約1時間で終わりました。
「修理依頼すると高いし、場合によっては買い替えしようかなぁ」と考えている方、ぜひお試しください。
Posted by かるみっこ at 14:41│Comments(4)
│日記
この記事へのコメント
ありがとう御座います。
修理してみたいと思います
修理してみたいと思います
Posted by 通りすがり at 2017年02月05日 23:50
こんにちは。無限排水で買い替えを検討していましたが、旦那と二人でやってみました。すごいわかりやすかったです!できました!ゴミが沢山こびりついてました。しばらく焼き鮭は食べたくないですね。ありがとうございました!!
Posted by め目め at 2018年11月07日 20:41
わかりやすい説明ありがとうございます
やってみましたがなんと全然汚なくなかったんです 黒いパイプは外側に油が沢山ついてました 別の部分が汚れているのかもです こちらで言われてた場所の右側が怪しいですがわからないのでやめました
やってみましたがなんと全然汚なくなかったんです 黒いパイプは外側に油が沢山ついてました 別の部分が汚れているのかもです こちらで言われてた場所の右側が怪しいですがわからないのでやめました
Posted by まあぼう at 2020年08月30日 17:30
エラーで停止してしまい、買い替えかサービスを検討していましたが、記載の場所を掃除してみた所、完全復活したようです。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
Posted by オッサン at 2023年10月29日 16:23