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2009年02月08日

MZ-2000

ワタシの自宅に初めてやって来たパソコンはMZ-2000でした。
それまでは、大きな電気店のパソコンコーナーで雑誌のプログラムなんかを入力してみたり、あるいは先進的なパパママショップに置いてあったナショナルJR-100/200でピコピコいじり、友人宅のMZ-80Kを羨ましがっているという状況でした。
しかし、1982年くらいに、自宅にパソコンがあっても、だから何? というような世界でありまして。
やることといえば、付属のBASICで、自分でプログラムを作るか、あるいは雑誌に掲載されたゲームプログラムを入力することくらいでした。
当然今のパソコンのような、総天然色(笑)なグラフィックなど得られなかった時代なので、お絵かきすらできません。
まさかわずか20数年のうちに(といっても20年数なんですが)、ここまで進化しちゃうとは、パソコンの世界はすごいっすね。

MZ-2000のスペックをみると泣けてきますよ。
比較ついでに、今のパソコンのごく標準的な、ワタシの東芝のノートの性能を並列で表記しますと。

CPU:Z80A(4MHz)→Core2DuoT8100(2.1GHz)
メモリ:64KB(RAM)→2GB(V-RAM共用)
記憶装置:カセットテープ(笑)→HDD200GB,DVDマルチ
OS:BASIC MZ-1Z001→Windows Vista
画面:640×200※→1280×800
カラー:8色※→1677万色
インターフェース:全部別売(笑)

※G-RAMを搭載しなきゃダメ、しかもカラーはさらに拡張RAMが必要

それでも、その昔の8bitマシンはいかったですよ。
なにしろ8bitですから、マシン語あたりも理解しやすかったし
(……ただし途中で挫折しましたが)。
32bitの世界になって、突然パソコンと付き合うよりも全然易しいのではないかと思いまつ。

しかしすべては遠き日の思い出なんでしょうね。
あの当時のワタシ(注:小学5年生)が、今のパソコンを知ったらどう思うでしょうか(笑



Posted by かるみっこ at 20:06│Comments(2)パソコン
この記事へのコメント
うちにもBASICで動くパソコンがありました。CASIOのPV-7と言って、いろいろ拡張しないとてんで使えないという、今じゃ100円出しても買う気がしない代物でした。勿論記憶媒体はテープでしたよ。絵が描ける機械も買いましたが、ボードの上に要らない紙を敷いてボールペンで描くんです。泣きそうでした。

その後MSX2+というのが出て買いましたが、ほとんどゲーム専用機になってました。三国志とか信長の野望で良く遊びました。フロッピーが恐ろしく弱い代物だったなぁ。

一番最初のパソコンを買って10数年後、街の家具売り場で偶然にPV-7を見たときは感動しました。
Posted by うじゃく at 2009年02月08日 21:59
MSX末期といわれた製品でしょうね。
あの頃はパソコン本体もOSも、いわゆる独自仕様が多かったもんで国産華やかりし時代だったのですが(ただBASICそのものは当然マイクロソフトのコピーですね)、その名もずばりマイクロソフトのMSXは、多数のメーカーが出したものの時期はずれでアウトだったような(既にゲームに特化したファミコンが出回ってたもんで)。
その勢いで日本独自の言語も登場する予定だったのに、見事にアメリカさんにつぶされてしまいましたと。んで現在、相変わらず操作性の悪いWindowsを使わざるを得ない状態が続いているんですね。
Posted by かるみっこ at 2009年02月10日 11:59
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