› かるブロ › 2014年01月01日

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Posted by みやchan運営事務局 at

2014年01月01日

古い鉄道模型が(ry  その2

えー、明けましておめでとうございます。
今年も、「かるブロ」ならびに、榎原駅ノート、そしてこっそり始めていて誰も来ていない、別のブログもよろしくお願いいたします。
といいつつも、もう少し形がしっかりするまで、「別のブログ」は非公開です(笑
申し訳ありません。

さて。

年始のブログ記事にはふさわしくないかもしれませんが、Nゲージ模型の話です。
最近、古い模型を紹介する機会が多くなったのは、単純に、「コレクションラック」なるものを購入し、自分の持ちあわせている模型を片付け・展示しているからです。
その過程で見つかったレアなやつでも書いてみよう、と思ったのですが、なかなかにレアなやつなどはありませんので、ただ単純に「古そう」なのを引っ張りだして、「ああ古いなぁ」と書くだけの、あまり奥のないブログです申し訳ありません。

で、今回は、KATOのキハ20系、キハユニ26です。
ワタシが初めて鉄道模型と出会ったのは、恐らく小学生高学年の頃だったのではないかと思いますが、ケイブンシャとかコロタン文庫のような、コンパクトながら分厚い本に影響されたと記憶しております。
その本には、KATOやTOMIX、グリーンマックス、今はなき学研などの車両、ストラクチャ、シーナリーなどが掲載されていて、Nゲージの魅力を余すことなく伝えていました。
当時のワタシは、ガンダムプラモデルなどを作りまくっていましたが、300円前後で購入できるそれとは異なり、鉄道模型は、一番安いモーター車でもTOMIXが出していた香港製キハ02で確か1,980円。その次に安かったのが、このKATOキハ20系シリーズの2,650円でした(価格は記憶違いがあるかもしれません)。
近所の模型店に行っても、すでに香港製キハ02などはなく、なんとか小遣いを貯めて買ったのが、キハユニ26一般色でした。

なぜ、単行運転のできないキハユニ26だったのか、と思うかもしれませんが、当時その本に載っていた「ホームに新聞紙などを置けばより実感的になります」などというのを見て、ああ、そういう世界もいいなぁと思ったからだったと思います。それと同時に、「キハユニ」なる特殊な気動車に興味を惹かれたというのもありますね。

ただ、当然、1両で運転できない(前提の)キハユニ26ですから、相方を購入しないといけないのですが、なぜかワタシはしばらく1両だけで満足し、しかもレイアウトを作ることもなく(なにしろ実家が狭いアパート暮らしだったもので)、しばらく後に購入したのは、同じく一般色のキハ25でした。モーターなし車両のそれは850円でした。

で、今回紹介するのは、「いちばん最初に買った」一般色キハユニ26ではなく、その後、しばらく経って購入した首都圏色キハユニ26です。実は前者、どこかに紛失したようで、現在のコレクションにありません(涙
個人的には、ワタシが子供世代に見慣れた首都圏色(タラコ色)=つまらない、それ以前に消えかけていた一般色=貴重品、ということで、先に一般色を揃えたのですが、まぁ、これはどうでもいいとして。
この、荷物室・郵便室というのがいいですよね。しかも、「荷物」「郵〒便」というレタリングもしっかりと施されています。ガラスが割れないための保護柵も、プラスチックにスジを入れるという手法でクリアしており、なかなか立派です。
現行品のTOMIXキハユニ26一般色と並べてみても、このくらいの写真サイズでは、せいぜいカプラー近辺とか、窓サッシの銀色の塗装くらいしか区別がつかないくらい、実車の特徴を的確に掴んでいます。さすがはKATOというべきでしょうか。前回のTOMIXキハ28とは違いますね。
前面。実は、キハユニ26は、他のキハ20系(キハ20、キハ25)とはタイフォンの位置が違うのですが、この時期の模型としては珍しく、しっかりと作り分けております。これがもし同時期のTOMIXだったら(以下略
なお、やはり同じく当時の鉄道模型では、室内灯はおろかヘッドライト・テールライト点灯も珍しい存在だったので、このキハユニ26も点灯なし、オプションでも室内灯はありません。そのため前照灯がシルバーで塗装されています。
KATOのモーター車(下)とTOMIXの非モーター車(上)の床下ディティールを比較しても意味はないと思いますが、実はKATOの場合、モーターを搭載していない車両も床下の作りは共通でした。このような、あまり目立たない部分は、当時はあっさりと処理し、現在はとことん追求する傾向にありますね。さすがはTOMIXのHG仕様。値段もそれなりです(笑 なにしろ、価格が「KATOモーター車<TOMIXモーターなし車」ですから、このディティールは当然かと。
ついでに、当時の鉄道模型は、モーターを車内にドンと収める手法を取っていたので、郵便ドアの窓から銀色のモーターユニットが見えております。
キハユニ26は、型式は違えど同じエンジンを搭載したディーゼルカーどうしの、こういった「デコボコ編成」、その中で非常に目立つ存在なのが魅力的ですよね。

ちなみに、実はこのキハユニ26、KATOとしては現行モデルとして時折再生産されているようです。Local-Senシリーズとして、恐らく外観の金型の大部分は同じもの、モーターや一部下回りは別物に変更、塗装の仕上げや色合いも若干現代風にクォリティアップして、ラインナップに入っております。そして、2両セットのお値段がなんと、TOMIXのモーターなし車とほぼ同じというその凄さ(笑)。手軽に楽しむものとしては、いいかもしれませんし、30年以上前のワタシのように、「鉄道模型を始めたい!」と思っている子供には、手を出しやすい価格ですね。(ただ、当時と違って、今はキハ20がほぼ絶滅してしまったので、コレが子供らに受け入れられるかは謎ですが)。  

Posted by かるみっこ at 13:27Comments(4)鉄道