› かるブロ › 2014年12月10日

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Posted by みやchan運営事務局 at

2014年12月10日

ナハネフ22を描いてみた(ただしデフォルメクラス)

以前は、いかに実物(というか写真)に近く描けるか、というのをテーマにしておったんですが、リアル系というのは、果たしてどこまでやれば完成で、そしてリアルすぎる完成は、写真or3DCGと棲み分けができるのかという疑問にぶち当たったとき、もう少しラクに楽しむべきじゃないかという結論に至ってしまいました。

んでもって、今回はそれを描く段階を追って書いていきたいと思います。
まぁ備忘録のようなものです。
挑戦してみるのは、「簡単そうで難しいかもしれないナハネフ22」です。
客室付近はただの箱なんですが、車掌室付近の流線型がかなりの曲者かと思います。
難しいですが、「何事もチャレンジです!」でがんばります(笑


1. 車両のパースを考える

当然どんな形で描くか、をまず考えておかなきゃいけないので、「だいたいこんなスタイル」でブロックのように描いてみます。ええ鉄道車両なんて、とりあえずブロックのようなもんですよ。はい。

2. 車端部の「角度」をつけてみる

どんな鉄道車両でも、運転席や車掌室がある妻面は、だいたい何らかの角度を持ってます。旧型客車とか国鉄時代の通勤電車、あるいは、最近でもキハ187のような特殊なのを除いて、貫通路(妻面中央付近)から車端部へ向けて、わずかな角度がありますので、それをケガキします。
ただ、今回のナハネフ22は、屋根も含めた流線型なので、それを考慮しないと「何コレ?」になっちゃいますので、要注意です。
といいつつも、実は113系のような近郊型電車も、屋根部分の処理はかなり苦労します。
苦労するのですが、やるとやらないとでは、出来上がりに大きな差がつくはずです。

3. 妻面屋根部分の流線型の「角度」

で、次がその屋根上付近です。車体の中心線(X軸とY軸)を中心に、それぞれ車端部屋根付近へ線を引きます。
なんとなく20系に見えますよね?(震え声) ついでに妻面窓も描いておけば、なんとなくイメージがつかめます。

4. 妻面の顔を仕上げる

続いてブルトレを印象づける「白い線」を描いていきます。そして、妻面の中心線を外してみると、おお、なんとなくナハネフ22ではないか、というイメージになります(たぶん)・

5. 屋根上の中心線を外す

それまで参考として引いていた屋根上の車体中心線も外し、妻面窓を車体側面まで回し込み。

6. 車体の3本ラインを引く

どことなく、完成が近くなってきました。やはりブルトレは白い線ですね。20系は3本、ただし末期は2本になっていました。

7. 窓の描写

窓の高さは、車掌室窓と扉がほぼ同じ位置で、あとは客室窓が並びます。1つ1つ描くのは面倒なので、上下の線を引いて窓の縦線を引いていきます。

8. 窓の完成

窓の枠にアールをつけると、よりリアルになります。なお、ここで「左右逆じゃないの?」と気づいた方は鋭いです。実はこれ、車体の左右が反対なんですよ。ワタシが、車体から見て左側から描くのに慣れてしまったので、同右から見た画像の場合、完成後に反転させます。パソコンがない時代は大変でした(笑

9. 着色

んでもって車体の色を塗り……

10. 着色+

20系は窓枠が白いので黒線を白に変え、ついでに白帯をガイドしていた黒線も消去。こうなると「ナハネフ22!」って感じがしませんか?


え? 床下機器ですか? 今回は割愛しますっていうことで(笑  

Posted by かるみっこ at 14:54Comments(0)イラスト